雇用と金利がドルを下支え
米ドル指数は0.12%高となり、100.00を再び上回りました。市場の織り込みでは米金利は据え置きが意識され、中東情勢が要因として挙げられていました。 S&Pグローバルの米サービスPMIは3月に49.8と、2月の51.7から低下し、2023年1月以来の縮小局面入りとなりました。同調査は雇用の伸び鈍化と物価圧力の高まりも示唆していました。 米国債利回りは、2年債を含め、雇用統計後に小幅上昇しました。CBOTのデータでは米利下げ期待が後退し、市場は年内据え置きに傾いていました。 テクニカル面では、価格は1.3550近辺に集まるSMA群を下回って推移し、1.3869から始まるレジスタンスも下回っていました。サポートは1.3200、次いで1.3100、1.3035とされ、レジスタンスは1.3300、1.3400、1.3500に位置していました。取引戦略とリスク整理
米雇用統計が予想6.0万人に対して17.8万人増と強い内容だったことは、ドル高とFRBのタカ派姿勢を支持する材料でした。サービスPMIの縮小はスタグフレーション懸念を示唆したものの、目先の市場反応はインフレ抑制の必要性に焦点が当たりやすく、GBP/USD(足元1.3205)には明確な下押し圧力がかかっていました。 この見方は、2026年3月の米CPIでインフレが3.8%と粘着的に推移し、FRB目標を大きく上回った点からも補強されていました。一方、英国では2026年2月の小売売上高が0.5%減と弱く、ポンド側に相殺する強材料は乏しい状況でした。両国のファンダメンタルズの乖離は、GBP/USDの下落方向を支持していました。 こうした環境下では、1.3200を下回る権利行使価格のGBP/USDプットオプションを検討し、1.3100、さらには1.3035のサポートゾーンへの下押しを狙う戦略が考えられていました。1.3550近辺の上値抵抗を繰り返し上抜けられていない点も、弱気シナリオを裏付けていました。レンジ下限拡大を想定し、1.3400近辺の権利行使価格でコール売りを組み合わせる戦略も、選択肢として挙げられていました。 米Cboeの英ポンド・ボラティリティ指数はすでに9.5へ上昇しており、価格変動拡大への警戒感が高まっていました。ボラティリティが高い局面では、先物のショートのような損失限定がないポジションより、プットのようにリスクを限定できるオプションの方が相対的に選好されやすく、急な反発に備えつつ下方向を狙う構図になっていました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設