英国の政治的不透明感とイングランド銀行のハト派的な見通しが英ポンドの投資家心理を下支えできず、ユーロはポンドに対して上昇しました。

    by VT Markets
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    Feb 27, 2026
    EUR/GBPは金曜日、英国の政治的不透明感を背景にポンドが弱含んだことで上昇でした。同ペアは0.8771近辺で推移し、12月19日以来の高値圏に近い水準でした。 労働党は、グレーター・マンチェスターのゴートン・アンド・デントン選挙区で行われた下院補欠選挙で敗北でした。同選挙区は約100年にわたり労働党が保持してきたため、この結果はキア・スターマー首相の指導力に疑問を投げかけるものとなりました。

    英国データがスターリングを圧迫でした

    英国の指標もスターリングの重しでした。GfK消費者信頼感指数は2月に-19となり、1月の-16から悪化でした。予想の-15を下回りました。 ドイツでは、インフレ指標で2月のCPIが前月比0.2%上昇でした。予想の0.5%を下回り、前回の0.1%を上回りました。CPIは前年比で2.1%から1.9%へ鈍化し、予想の2.0%を下回りました。 ドイツのHICPは前月比0.4%上昇でした。予想の0.5%を下回り、前回の-0.1%から上昇でした。HICPの前年比は2.1%から2.0%へ鈍化でした。 市場は、3月にイングランド銀行(BoE)が利下げする可能性を織り込みでした。欧州中央銀行(ECB)は2026年末まで金利を据え置く見通しでした。

    政策の乖離がEur Gbpを下支えでした

    BoEとECBの政策ギャップが拡大していることを踏まえると、EUR/GBPには引き続き上昇余地がある見方でした。市場は現在、3月会合でのBoE利下げ確率を85%と織り込んでおり、スターリング安の明確なファンダメンタル要因でした。これは、年末まで金利据え置きが見込まれているECBと対照的でした。 英国の政治情勢はポンドの不安材料を増幅させ、リスクプロファイルに直接影響でした。歴史的に安全圏と見られてきた労働党議席の予想外の喪失は政権の安定性をめぐる不確実性を高め、スターリングは当面上値が重くなりやすい状況でした。こうした政治リスクに加え、GfK消費者信頼感の-19への低下や、英国家統計局(ONS)が示した1月小売売上高の0.7%減といった弱い経済指標も重なっていました。 一方で、ユーロはドイツのインフレがやや鈍化したにもかかわらず堅調でした。ユーロ圏HICPインフレ率は1.9%で安定しており、ECBの目標に非常に近い水準だったため、政策当局が現在の安定路線を変える理由は乏しい状況でした。この安定性により、政治的に変動の大きいポンドに対する代替としてユーロが選好されやすい状況でした。

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