AUD/USDは、米ドルの弱体化に支えられて、5日連続で上昇しています。現在、オーストラリアの第3四半期CPIデータと連邦準備制度理事会の今後の政策決定に注目が集まっています。この通貨ペアは0.6586付近で取引されており、2週間以上ぶりの高値を記録し、0.6550付近の主要な移動平均線を上回りました。
要点
オーストラリアの主要なインフレデータがすぐに発表され、オーストラリア準備銀行(RBA)の今後の政策に影響を与えると予想されています。四半期のインフレ率は、第2四半期の0.7%から1.1%上昇すると見込まれており、年間CPIの予想は2.1%から3.0%へと上昇しています。RBAのトリミング平均CPIは、前期比0.8%上昇し、前年比2.7%で横ばいになる可能性があります。
9月CPI予測
9月の月次CPIは3.1%に達すると予測され、8月からわずかに上昇する見込みです。強いインフレ率の発表は、11月のRBAの会合における姿勢に影響を与える可能性があります。連邦準備制度理事会は25ベーシスポイントの利下げを行うと予想されており、市場にはこの動きが織り込まれています。
技術的には、AUD/USDは強気の勢いを示しており、短期的な統合レンジを上回り、0.6550でサポートされています。次の抵抗レベルは0.6600付近です。0.6629を上回ると、2023年の高値0.6707を試す可能性があります。サポートレベルは0.6550と0.6520です。
トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設