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    FRBがソフトランディングに踏み切り、米国株が急騰

    May 17, 2024

    キーポイント

    ・4月の米消費者物価は予想以上に鈍化し、インフレ根強い懸念を解消。

    ・S&P500、ナスダック、ダウ・ジョーンズが過去最高値を更新し、投資家心理の強さを示す。

    ・ミーム株はビットコインとともに急騰し、リスク選好の高まりを反映。

    消費者物価は鈍化、マーケットセンチメントは高まった

    4月の米消費者物価が予想以上に鈍化したことで、投資家はインフレの持続に対するこれまでの懸念から少し解放された。このデータは、経済成長が大幅に減速することなくインフレが落ち着く「ソフトランディング」が達成される可能性を示唆している。

    このような新たな楽観論を受けて、米国株式マーケットは強気の波に乗っており、主要インデックスは新記録を更新している。S&P500(シンボル:SP500)は水曜日に最高値を更新し、年初来で11%上昇した。ナスダック総合指数(シンボル:NAS100)とダウ工業株30種平均(シンボル:DJ30)も最高値を更新した。

    この高騰は、米連邦準備制度理事会(FRB)が成長をさほど阻害することなくインフレを管理できるという投資家の確信によるものだ。

    ビットコインと並んで、ゲームストップやAMCなどのミーム株が急騰している。GameStopの株価は過去1週間で140%急騰し、AMCとKossもファンダメンタルズの弱体化と空売りの多さにもかかわらず、これに追随している。

    Cboeボラティリティ・インデックス(シンボル:VIX)が4ヵ月ぶりの低水準で引けたことからも、リスク選好の高まりがうかがえる。

    以上のことから、全ての投資家がマーケット下落の可能性をヘッジすることに重点を置かず、より高いリターンを求めてより高いリスク資産にシフトしていることがうかがえる。

    適切な戦略で楽観主義のバランスを取り戻す

    そのような楽観論にかかわらず、マーケット参加者は、さらなるボラティリティの拡大が待ち望まれる中、地に足をつけて行動する必要がある。経済のファンダメンタルズとテクニカル分析 に立脚したトレーディング戦略が不可欠であることに変わりはない。潜在的なマーケットの変動を乗り切るには、リスクテイク戦略とヘッジ戦略の両方を取り入れたバランスの取れたアプローチが望ましい。

    現在のマーケットは楽観的な見方と慎重な見方が混在している。マーケット参加者がこうした力学を乗り切るには、お知らせ致しますと同時に適応力を維持することが、リスクを軽減しながらチャンスを生かす鍵になるだろう。

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