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    日銀会合を前に円は慎重姿勢、ユーロは週足での下落を目前に失速

    June 20, 2024

    キーポイント

    ・日銀の政策決定を控え、円は小幅な円安。
    ・フランスの政治的混乱の中、ユーロは週足で下落に直面。

    金曜日は、日銀の政策決定を待つトレーダーが多いため、円は守勢に回り、ユーロはフランスの政治的混乱により週明けの下落に向かった。ドルは、安全資産としての買いとユーロ圏の政治的不透明感から、両通貨に対して強含みとなった。

    円は日銀の決定を予想

    写真 VT Marketsアプリで日本円は157. 970円で、トレーディングされている。

    円相場は1ドル=157円08銭と小幅に円安に振れ、週間では0.2%の小幅な円安となった。日本銀行(BOJ)は超低金利を維持すると予想されているが、大規模な国債購入の縮小を発表する可能性があり、量的緩和からの緩やかな移行を示唆している。

    日銀が変更を発表しないことを決定した場合、円はさらに弱まるかもしれない。しかし、もし日銀がテーパリングを発表した場合、円高の余地は限られたままとなる。

    欧州の政局不安でドル高に

                  写真 VT Marketsアプリで見るユーロの下落

    ドルは主要通貨に対して上昇し、ユーロは$1.0737まで下落した。エマニュエル・マクロン大統領の臨時議会選挙の呼びかけに端を発したフランスの政治的混乱が投資家を怯えさせ、ユーロの苦境に拍車をかけている。

    対英ポンドでは、ユーロは22ヶ月ぶりの安値に近く、週間では0.9%の下落に直面した。同様に、ユーロは対豪ドルでは5ヶ月以上ぶり、対ニュージーランドドルでは6ヶ月ぶりの安値近辺を維持した。

    マクロンの政治的将来とフランスの債務持続可能性に不透明感

    マクロン大統領の発表はサプライズだったが、新たな選挙がマクロン大統領に有利に働く可能性はある。

    しかし、その可能性はかなり低い。むしろ、マクロン大統領の政治的地位が低下し、フランスの債務持続可能性への懸念が高まる可能性の方が高い。

    市場全体では、ポンドは0.08%安の$1.2752となったが、週足では0.3%の上昇となった。豪ドルは0.18%安の$0.6625、ニュージーランドドルは0.26%安の$0.6152となった。

    しかし両通貨とも、長期金利上昇への期待や弱い米経済指標を背景に、それぞれ週間で0.8%、1%の上昇となる勢いだった。

    米失業保険申請件数は10ヶ月ぶりの高水準に達し、5月の生産者物価は予想外に下落した。

    連邦準備制度理事会(FRB)が最近の会合でタカ派的な見解を示したにもかかわらず、市場はより軟調なデータに注目し、ウォールストリートを史上最高値に押し上げ、国債利回りを引き下げた。

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    米連邦準備制度理事会(FRB)が政策方針を頻繁に修正するのは、データに依存したアプローチを反映している。今後もインフレ率のサプライズによって政策見通しが大きく修正される可能性が高い。

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