ユーロ/円は187.20円近辺で取引、独ZEW景況感指数後もユーロは落ち着きを維持し187.00円台を下支え

    by VT Markets
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    Apr 21, 2026

    EUR/JPYは週明け月曜のアジア時間、前日比で小幅高となった後、187.20付近で推移した。ドイツのZEW景況感調査(金融市場関係者の景気見通しを指数化)が材料視されたものの、ユーロの反応は限定的で、相場は落ち着いた動きとなった。

    ドイツのZEW景気期待指数(今後の景気見通し)は4月に-17.2へ低下し、市場予想の-5を下回った。3月(-0.5)からも悪化した。現況指数(足元の景況感)は-73.7へ低下し、予想(-70.0)に届かず、前月(-62.9)からも悪化した。

    ユーロ圏のZEW景気期待指数は-20.4へ低下し、予想の-3.6を大きく下回った。域内で弱い景況感が確認される内容となった。

    ECB(欧州中央銀行)のデギンドス副総裁は、民間信用(企業や家計向けの貸出・債務)が金融安定上のリスク要因になり得ると述べた。市場の資産価格が高い水準にあることや、一部の国で財政政策が緩いこともリスクとして挙げた。ロイターが報じた。発言は火曜の欧州時間に行われた。

    円は、日銀の金融政策見通しが不透明なことから上値の重い状態が続いた。日銀は、エネルギーコスト上昇やイラン情勢に伴う逆風を背景に、物価見通しを引き上げる一方、成長見通しを引き下げる可能性がある。

    日経は、日銀が4月28日に政策金利(短期金利の目安)を0.75%で据え置く可能性があると報じた。別の報道では、日銀は中東情勢の影響を点検しており、6月にも政策正常化(大規模緩和からの段階的な引き締め再開)を示唆する可能性があると伝えられた。

    EUR/JPYは、ドイツ景況感の急悪化にもかかわらず187.20前後を維持している。ZEW指数の-17.2への落ち込みは、ユーロ圏最大の経済であるドイツに強い逆風があることを示す。もっとも、円も弱含みで推移しており、ユーロの弱さが相殺されやすい。

    独連邦統計局(Destatis)の速報値では、4月のドイツCPI(消費者物価指数)が前年比1.9%へ低下した。これにより、ECBは拙速に引き締めに動きにくいとの見方が強まり、中期的にはユーロの上値を抑える要因となり得る。ECBが民間信用リスクに言及している点も、慎重姿勢を後押しする材料となる。

    この通貨ペアの中心材料は、日銀の政策見通しだ。4月28日の会合で日銀が0.75%に据え置くとの見方が優勢で、円は「金利差で不利(円の利回りが低い状態)」という構図が続く。市場の織り込み(OIS=翌日物金利スワップという短期金利見通しを示す指標)では、7月前に日銀が利上げする確率は15%程度にとどまり、ハト派(利上げに慎重)な見方を裏付けている。

    こうした状況は、2023~2024年にみられた円安基調と重なる。当時は日銀の大規模緩和が続き、相手通貨側の弱さよりも円の弱さが相場を左右し、トレンドが長引いた。中東情勢の不確実性とエネルギー価格上昇は、日銀が政策正常化を急がない理由になりやすい。

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